【考察】高校野球を撮りに行くためのカメラ機材

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今年も高校野球のシーズンがやってきました。7/14に大宮の県営球場にて、甲子園予選を観戦する予定です。

毎年一度は球場に行って野球見て写真を撮っていて機材や撮る時のアドバイスを素人ながらしてみようかと思います。

2014/09/28 EOS kiss x3, 92mm 1/2000sec F/5.0 ISO800

去年の秋季埼玉県大会、上尾市民球場です。

義兄が関係者なので上尾南高校野球部の試合を毎年一度は観戦し、せっかくだからと写真を撮っています。周りは白くて、赤い枠の付いたレンズを付けたフルサイズ機を持つおっちゃんが多い中EOS kiss x3とSIGMAの70-300mm APOで負けじと撮っていました。今年はボディがEOS 70DにアップグレードしてAFと連射性能が格段によくなっていますので今から楽しみです。

贔屓の先攻・上尾南高校は序盤から劣勢で7回ウラにピンチ。6-0で6点差なので、次の1点が入ってしまったらそこで7回コールドとなってしまいます。

その状況下で、その1点を死守したホームでのクロスプレーがこの写真です。絶対にホームを守るというキャッチャーの気合が伝わってくるような写真が撮れたと思っています。

試合は負けてしまいましたがどの選手も9回まであきらめずにプレーをしていて感動しました。


さて、思い出話はその辺にして野球を撮る時の個人的に気をつけていることについて。

機材について

やっぱり望遠レンズが望ましいです。できれば300mm以上。APS-Cで35mm換算480mmですが、内野スタンドからはこれでも内野選手ぐらいしか撮れません。かといって300mmや、もっと長い単焦点レンズだと咄嗟のクロスプレーには対応できないので70mmや100mmぐらいからのズームレンズが望ましいと思っています。三脚や一脚は最初持って行ったのですが、結局早い展開についていくためには手持ちが必須なので不要でしょう。私は撮りませんがスタンドの雰囲気を残すなら広角もあると便利です。

カメラ設定について

シャッター速度を遅くした動きのある写真もいいのですが、私の場合は上の写真のような、「決定的一瞬」を捉えたいのでシャッター速度を早くしています。ボールの縫い目を捉えるには最低1/1000以上と言われていますので、6dBマージンで1/2000のシャッター速度優先モードを使用しました。この速度だと舞い上がった砂の粒もしっかり止められます。ISOはそのシャッター速度を確保するためには気にせず上げてます。

オートフォーカスは親指オートフォーカス設定にAIサーボでファインダーを覗いている間は常にAF追従するようにしています。一点AFだと外すことがあるのでゾーンAFにしています。前にアミなどがあってゾーンAFで迷ってしまう場合は1点AFに切り替えます。

撮影時に気をつけていること。

先述したとおり義兄が関係者なので撮った写真は全て渡しています。おそらく引退する3年生を初め、選手に直接渡されているのではないかと思います。

そのため、全出場選手のバッターボックスの表情を撮影するようにしています。

選手が右打ちか左打ちかで、1塁側か3塁側で撮るか変りますので、初めは1塁側から右打ち選手を。撮影しながらメモ帳に打順と背番号、どちらの打席に立つかのリストを作って撮った選手はチェックしていき、次のバッターがどちらで打つのかを把握しながら満遍なく撮れるようにします。

攻撃側の場合はバッターと走者だけ撮ればいいのですが、守備側の場合はそれはそれで大変です。

まずは選手一人ひとりのソロ写真を撮っておきます。あとはボールを追いかけながら撮っていくのですが、走者がいる塁の守備の様子も抑えておきます。

基本的には攻撃時は1塁側か3塁側、守備時はバックネット裏から撮るのが最もいいショットが狙えると思います。

ただ、周りにも観戦している方がいるので、あまり動きすぎたり、邪魔になるような場所を避けて周りに気を配り迷惑のかからないような撮影をすることが最も大事なポイントだと思います。

 

 

 

 

“【考察】高校野球を撮りに行くためのカメラ機材” への1件の返信

  1. ピンバック: 【撮影】高校野球 with EOS 70D + バッテリーグリップ + Thule | Pulsejack Film

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