私は他のフォトグラファーやビデオグラファーの人と違って、「ライブ撮影」や「アーティスト撮影」などミュージシャンがクライアントであることが多いので、Twitterのフォロワーさんもミュージシャンの方が多かったりします。
よく「歌ってみた」系の動画がタイムラインやらYouTubeなんかで回ってきますが、
もっとこうしたらいいのに。
っていう事が多くあったりします。
今回は、ミュージシャンが自分で動画を作るときに気をつけたほうがいいポイントをまとめてみました。
1. カメラを固定して取る
もっとも良くある失敗例。それは映像がブレて見るに耐えない映像になっていること。
手持ちで撮影しているのが原因なので、これを三脚等を使ってで固定するだけで、一気にプロっぽい映像になります。
そこでオススメなのがゴリラポッドのような多関節三脚。
マイクスタンドに巻きつけたり、普通に三脚として使ったり自由に使えるしコンパクトです。
他にも100円ショップを初めとして、スマホやコンパクトデジタルカメラ用の三脚が安くありますので、そういったものを使用してもいいと思います。
2. 明るい場所で撮る
カラオケボックスやスタジオ、または夜の屋外で撮られた映像はノイズが多くて残念なカンジになってます。
室内の照明は出来るだけ明るく、出来れば照明も追加であるとキレイな映像がスマホ等でも撮影できます。
3. スマホなら横位置で撮影する
せっかくの映像が縦で、PCで見ると左右に余白。。
これもよくある失敗例。
最近はスマホ向けに縦位置で作られた映像も出てきましたが、やっぱりまだ一般的には横位置が望ましいでしょう。
縦位置の映像は後々MVやPVに使いたくても使いづらい映像素材になってしまいます。
4. 大げさなトランジションは使わない
皆さんは見たことないでしょうか。中年のお父さんが編集した運動会ビデオなどで、画面がページめくりや星型にくりぬかれて切り替わっていく映像を。。。
カットが切り替わる時のエフェクトをトランジションと呼ぶのですが、基本的には使わないほうがいいでしょう。
上記のような大げさなトランジションは映像に一気に安っぽさが出ます。
5. 音質にこだわる
せっかくのいい歌声も演奏も、周りの騒音やお母さんの「ご飯できたよー」の声が入ってしまっては一気に無駄になります。
是非収録される音声にも拘ってみましょう
映像にマイクを移さないor目立たせないように撮影する場合、上記のような「ガンマイク」タイプのマイクがオススメです。
ガンマイクは「単一指向性」といって、狙った位置の音声を大きく、それ以外の音声は小さく収録できるので、楽器や歌声を明確に拾って、周りの雑踏・お母さんの声を目立たなくしてくれます。
iPhoneならばLightning端子に接続するタイプのマイクを使用することで、ステレオで撮影することが出来ます。
また、iPhone対応のオーディオインターフェースで、スタジオの卓ミキサーからのLine入力という方法も。
音声収録に特化したビデオレコーダーもいくつか売られてますね。
プロに頼まなくても、少し工夫するだけでいつもの映像からワンランクアップした映像を撮影することができます。
まずはそこから試してみて、もっとクオリティを上げたい。と思ったら是非ご連絡ください。