KOMPUTERBAYという会社のCFast2.0のメディアを導入したよ

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所有のURSA mini 4.6KやらCanonのC200、C300mk2やXC15/10など、CFast2.0というカードが記録メディアとして採用されています。

CFast2.0カードって?

見た目はコンパクトフラッシュと同じなんですが互換性はありません。

インターフェースにSATA3を採用して理論値で6Gbpsでの通信が可能なちっちゃいSSDみたいなカードですね。

お値段は最近安くなった。とはいえそれでもお高め。

メモリーで有名なSanDisk、Lexar、Transcendの3社のカードでだいたいこんな感じです。

GH5やらで最近多く採用されているUHS-IIのSDカードの同容量と比べても倍以上のお値段(転送レートも倍とはいえ。。高い)

というわけでURSA mini 4.6KではSATA3接続のCFast2.0をeSATAに変換できるケーブルを使ってSSDを接続して使ってました。

今までの環境

こちらを個人輸入。

このeSATA対応のケースに

SanDiskのUltra 3D SSDの1TBと500GBをそれぞれ入れてます。

eSATAは外部電源が必要なので

こちらのD-TapからUSB 5Vを取るアダプタを使ってURSA miniのVマウントバッテリープレートのD-Tapから電源を取ってます。VマウントバッテリのD-TapはURSA miniの電源状態に関わらず5Vを出し続けるので電源連動のバッテリープレートにあるD-Tapを使ってます。

VマウントバッテリとSSDケースにはベルクロが貼ってあり、普段はSSDをVマウントバッテリにペトっとくっつける形で運用しているんですが、まぁ上記に上げたような色々なゴテゴテを付けてるとちょっと準備に面倒だったり断線やら故障のリスクが上がったりとあまりよろしくないのでどこかのタイミングでCFast2.0への移行を考えていました。

安いCFast2.0カードを見つけた

で、Amazonで安いCFast2.0のカードを見つけました。

256GBでこの値段だとUHS-IIのカードと変わらないか安いぐらい。Amazonレビューを見る限り結構URSA miniユーザが使用しているっぽいので私も乗っかってみることにしました。

で、到着。

Amazonのプチプチ封筒にケースに入ったCFast2.0カードがそのまま。バルク品のカードみたいな感じ。パッケージも取説も一切無し。という、3万円オーバーのメディアとは思えない感じですw

さっそくURSA miniに取り付けて記録してみました。気になるのは書き込み速度。というわけでURSA miniの記録設定を変えつつ色々と試してみました

  • 4.6K Lossless RAW 24fps = 3分止まらずに記録
  • 4.6K Lossless RAW 29.97fps = 15~20秒ほどでドロップフレーム。録画停止
  • 4.6K 3:1 RAW 29.97fps = 10分ほど止まらずに記録
  • 4.6K 3:1 RAW 59.94fps = 6秒ほどでドロップフレーム。録画停止
  • 4.6K 4:1 RAW 59.94fps = 3分止まらずに記録
  • UHD 3:1 RAW 59.94fps = 4分止まらずに記録
  • UHD Lossless RAW 29.97fps = 3分止まらずに記録

つまり、

  • 4.6K Lossless RAWで撮りたいなら24fpsまで。
  • 4.6K RAW 59.94fpsを使いたいなら4:1 RAWまで落とさなきゃダメ。
  • UHDでいいなら3:1 RAWで59.94fpsがt撮れる。
  • 29.97fpsでLossless RAWはUHD。

という結果になりました。オフィシャルのBMDのページだと

4608 x 2592

CinemaDNG RAW – 513MB/s

CinemaDNG RAW 3:1 – 180 MB/s

CinemaDNG RAW 4:1 – 135 MB/s

30fpsに基づいたストレージレート

ということなので、最大読込 560MB/s、最大書込 495MB/sというCFast2.0の表示スペックだとまぁもともと29.97fpsのLossless RAWはむりっぽいのはわかります。

3:1 RAWだと180MB/sで単純に2倍だと360MB/s。イケそうな気はしなくもないですが恐らくCinemaDNG RAWの性質上、1フレーム枚にファイルを作成するためその分のファイルシステムへのアクセスやらで速度が低下して間に合わないのかなぁとか思います。

まぁぶっちゃけてRAWで撮る案件なんてしばらく無いだろうからどうでもいいんですけど。

っていうのはまぁ置いておいて。実用的な話をすると256GBのカードでの各フォーマットでの記録可能時間は以下のようになります。

UHD FHD
ProRes 422 HQ (29.97fps) 38min 153min
ProRes 422 (29.97fps) 57min 229min
ProRes 422 LT (29.97fps) 82min 326min
ProRes 422 HQ (59.94fps) 19min 77min
ProRes 422  (59.94fps) 28min 115min
ProRes 422 LT (59.94fps) 41min 165min

FHDで撮るMVであれば256GBが1枚あれば大丈夫、4Kだと2枚ぐらいは欲しいな。って感じですね。

カードリーダー

CFast2.0はリーダーもそれなりなお値段がします。

で、ちょうどメルカリにサンワダイレクトから発売されているモノが安く新品箱潰れで出ていたのでそちらを買いました。

今のところ問題なく読み込み出来ています。

個人的にメディアは一番ケチってはいけない機材だと思ってはいるので今回のKOMPUTERBAYという会社はちょっと怖かったんですが、いろいろと調べた限り特に悪い会社じゃなさそうなので、今のゴテゴテな撮影環境よりは信頼性がいいだろう。という決断でした。皆様は素直にLexarとかSanDisk使うといいと思います。

 

 

 

“KOMPUTERBAYという会社のCFast2.0のメディアを導入したよ” への2件の返信

  1. 森本

    SAKAI様 初めまして。
    DaVinci で検索中にこちらに来ました。
    当方、動画撮影を趣味で始めた50代です。

    ブログを読んでとても親近感がわきましたので、コメントさせていただきました。
    Insta ONE 360で自転車動画を撮ったり、URSAで試し撮りから勉強中です。

    これからもブログを楽しみにしています。

    返信
    1. サカイアキヒロ 投稿作成者

      ありがとうございます。URSAお使いなんですね!これからも頑張って更新していきます。よろしくお願いいたします

      返信

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