配信時のZOOMなどでリモート登壇する方への音声返しについて考える

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はい。サカイです。

今週も「機材の力でぶん殴れ」というYouTube Live配信を行いました。

見てない方はアーカイブをこちらからどうぞ

めっちゃ暗いですね。忙しくて全然準備の時間が出来ずグダグダで申し訳ないです。露出・フォーカス確認するダミーヘッドでもダイソーで買ってこようか。。

さて、今回の配信中に、「セミナーなどのライブ配信時にリモート登壇者へ返す音声について」という内容で記事化をご希望だったので今回記事を書いています。

どういうこと?

ちょっと分かりづらいんですが、最近配信のオシゴトが増えておりまして、音楽系だけじゃなくてセミナーとか討論番組・オンラインの記者会見や製品発表会な配信も増えております。その中でコロナ禍により登壇者がZoomなどのリモート参加になるケースがあるのですね。

通常のZoomウェビナーであればそれぞれ同じZoomに接続して行う。というのがよくあると思うのですが、よく昼の情報番組やワイドショーなどであるような、会場にモニターが置いてあってそれにリモート登壇者が映し出されて実際にそこにいる”てい”で番組を行う。というものですね。

さて、そうなると当然配信用の接続とは違う接続で会場とリモート登壇者をつなぐ必要が出てきます。

引きのカメラ映像やプログラム出力をそのままパラってキャプチャーボードなどに入れてリモート登壇者に返すわけですが、問題となるのが音声なのですね。

配信ブースのミキサーには、実際に会場にいる人たちのマイクの音声、リモート登壇者と接続しているPCからの音声(リモート登壇者の声)やBGMなどが入力されていて、それらをMixしてプログラム出力するのですが、この音声をそのままリモート登壇者へ返してしまうとリモート登壇者には「自分の声がやまびこのように聞こえる」という非常に喋りづらいものになってしまうのです。※わからない人は一度ディレイをかけた自分の声をモニターしながら喋ってみてください。めっちゃしゃべりづらいです。そういうイグノーベル賞を受賞したスピーチジャマーなるものもありましたね。

もちろんリモート登壇者には会場の人のマイクからの音声や会場で流す映像の音声というのは聞こえていないといけないわけで、つまりは「プログラム出力されている音声からリモート登壇者の音声のみを引いたもの」を返す必要があるわけです。

実現するためには

というわけで、実現するためには「メインの出力と別にMixを出力できるタイプのミキサー」が必要になってきます。2020年8月7日現在、私が所有している機材でコレが出来るのが以下の2機種。

Zoom F8n

Sub Outという3.5mm TRSジャックがあります。Zoom F8nは出力のルーティングを行えるので出力設定でリモート登壇者のPCからのチャンネルのみを外しておけば大丈夫。

Zoom L-8

こちらはMASTER出力の他にMIX A~Cの3系統のMIXを作る事ができます。リモート登壇者のPCからの入力チャンネルのみをフェーダー下げておけば大丈夫。(ミュートボタンは全MIXで共有なようです。)

また、3.5mm TRRSの入力がCH7にありますが、これはスマホ等へのマイク出力に対応しているらしく、CH7以外の音声をミックスした音声をそのまま出してくれるようです。下のような変換アダプタや4極タイプのマイク入力に対応しているPCなどであれば付属ケーブルで接続するだけで済みそうですね。


いずれの製品もマルチトラックレコーダーなので各入力チャンネルをパラでレコーディングすることができるので後で編集が必要な仕事でも安心ですね。

個人的にはEQが付いている。フィジカルな縦フェーダーが使える。という理由でZoom L-8を現場で使うことが多くなりそうです。サウンドパットは使うかどうかわかりませんが。。笑

バタバタしてて画像とか全くないですが。。。!すみません。そんな感じです!

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