お久しぶりです。このところ本職やらプライベートやらでバタバタしてまして中々更新できませんでした。
このブログで比較的アクセスの多い記事に
という記事があるのですが、今回は民生用のビデオカメラを導入した話。
Canon iVIS HF-M43というカメラ
今回導入したビデオカメラはCanon iVIS HF-M43というちょっと古いモデルです。
主な仕様はコチラ(Canon HPに飛びます)
2011年の始めに発売されたカメラで、価格はオープンですが当時で10万円前後とミドルクラスのカメラと言えます。
この上位機種がHF-G20の前身のHF-G10ですかね。
HF-M43をおススメする5つの理由
で、なんでまぁ今更こんな古いカメラを買ったんだ。って話になるんですが、おススメする理由を挙げてみようと思います。
1.XF105と同じ1/3型HD CMOS PROセンサー
CanonのXF105というまぁ30万円ぐらいする業務用のビデオカメラで使われているセンサーと同じセンサーが使われているんですね。HF-G10とかも一緒。サイズも1/3で一般的なエントリー機種で使われるような1/5.8じゃないので、暗所ノイズが少なく高画質で撮影することができます。
2.中古価格が2万円ちょっと(2017年3月現在)
民生機の中古は値崩れが早いので、今では中古の状態が良いものでも2万円ちょっとで取引されています。
3.内蔵64GB + SDデュアルスロットで長時間録画可能
内蔵メモリとして64GBがあるほか、SDがなんとデュアルスロット。片方がいっぱいになっても自動的に保存メモリを切り替えて録画し続けてくれるリレー機能を持っています。
4.ビューファインダーや外部マイク入力、ヘッドフォン出力にHDMI出力など十分な機能
今の最先端の機種や高価格帯の機種と比べればお世辞にもキレイで見やすいとは言いづらいですがビューファインダーが付いていたり、3.5mmプラグで外部マイクが接続出来たり、ヘッドフォンを繋げられたりHDMIで映像出力できたり。とまぁまぁ普通に使うには十分の入出力を備えています。
5.シャッター速度優先・絞り優先をはじめ露出補正やホワイトバランスなど充実したマニュアル設定
これが結構嬉しいところで、HF-G20を使ってた自分としては操作性が共通で使いやすいという部分と、マニュアル設定がかなり細かくできるのがありがたいです。
HF-M43の残念な2つのポイント
とはいえ残念なポイントももちろんあります。広告記事でもなんでもないのでその辺はしっかりと書いておきたいところ。
1.広角に弱い
このレンズは35mm換算焦点距離が43.6mm – 436mmと、ちょっと広角が弱いので広角域を良く使うという方は注意が必要です。
2.デュアルRECできない
せっかくSDカードスロットが2基あるのに出来るのはリレーRECのみ。。バックアップ性に優れたデュアル録画が出来ないのは少し残念です。
まとめ
とはいえ、オーケストラ撮影の時にステージ上になるべく目立たないように小型のビデオカメラを設置して指揮者を撮影する事が多く、かつそのカットが非常に好評で使用頻度も高いのですが、今までそれを担っていたのがまさに1/5.8センサー搭載の古いSONYのハンディカム。。暗所ノイズや画質面で大きな不満があったので、今回このHF-M43に置き換えることでさらに画質の向上を図ることが出来そうです。広角域もこの用途であれば不要ですので問題なし。今後の撮影に向けて十分に評価を行い実践投入となりそうです。
このカメラ、43mmフィルタが取り付けられるのでねじ込み式のレンズフードを装着できます。
Amazonで探しましたが49mm~だったので43mm->49mmへのステップアップリング、49mmのプロテクトフィルターを介して49mmのねじ込み式の花形レンズフードを装着しました。
これで舞台照明のフレアを少しでも軽減してくれるといいのですが。
これより新しいモデルにHF-M52というモデルがあります。こちらはwi-fiが付いたのと手ブレ補正が色々と良くなって、高感度にも20%強くなっているとのことです。が、バッテリーが変わったようで手持ちのHF-G20と共通ではなかったので最終的にはM43を選びました。ですので最初の1台として買うならM53の方がいいかもしれないです。