どうも。舞台も撮ります。サカイです。
今日朝起きたら嬉しいお知らせがTwitterに載ってました
【観劇三昧】新作配信!新着劇団&無料配信です!
劇団モリンチュ「大悪党」配信開始いたしました!https://t.co/qD4Vj29gL7アンドロイドが、人と変わり無くいわゆる「人権」を擁護され政治参画までするようになった未来の日本。なお残る「差別」の話。 pic.twitter.com/0B6KAPqpgw
— 観劇三昧 (@kangekizanmai) 2017年3月28日
とのこと。
昨年撮影・編集を担当させていただいた劇団モリンチュさんの「大悪党」という舞台の映像が、観劇三昧というサービスで公開されたのです!
3分ほどのサンプル映像は以下から
正直、記録用ということで日の目を浴びるとは思っておりませんでしたのでカナリ嬉しかったです。
今回は公開を記念して、撮影の裏側をご紹介しようと思います。
撮影機材
カメラ
今回使用したカメラは3台。
- Panasonic LUMIX DMC-GH4 + 14-140mm
- Canon EOS 6D + Tamron SP AF 28-75mm/F2.8 XR Di
- Canon EOS 70D + SIGMA 17-50mm/F2.8 EX DC OS
GH4をセンターに固定し、4Kで撮影しつつ手元の6Dと70Dを操作しながらの撮影です。
音声
レコーダー:Zoom H6
X-Yマイクで会場音を拾っておきつつ、ステレオバーで吊ったマイクの音の計4TRを48kHz/24bitで収録します。
マイク:BEHRINGER C-2
激安マイクのBEHRINGER。予算的に仕方がないですがところがどうしてそこまで悪くないですよ。ステレオバーも付いています。
これと別に長いマイクケーブルを持っていなかったのでサウンドハウスさんでCanareのマイクケーブルとノイトリックのXLRを注文して10mのケーブル2本を作りました。
ゲネ参加は大事
過去何回か舞台を撮影させていただいていますが、ゲネへの参加は絶対するようにしています。
ゲネとは「ゲネプロ」と呼ばれ、本番前のリハーサルの事ですね。照明・音声・衣装すべて本番と同様にして行う最後の通し稽古です。
これに参加しておかないと本番で
- どこにどうやってカメラを設置するか
- 役者がどこからどの範囲まで動くのか
- 照明の変化はどのぐらいか
- 音声レベルは最大でどのぐらいになるのか
などなど、ぶっつけ本番で行うことになります。
例えば舞台がイキナリ暗転し、暗い間に役者が舞台上に現れ、スポットライトが付いて役者が現れる。なんてシーンでゲネに参加していないとスポットライトが付いた瞬間からの映像を収めることが難しくなります。意外と役者さんの動く範囲が広く、固定カメラからフレームアウトしてしまう。なんてことも。
ですので私が舞台撮影に入らせていただくときは必ずゲネに参加し、一通りの流れを頭に入れて置くようにしています。
また、先の動きが分かっていると演者さんが急に動いたときにも対応が可能ですね。
さいごに
基本的に舞台撮影のお値段は専門の業者さんに頼むと結構高いです。それこそ10万~の世界で、こうやってマルチカメラでの撮影になるとさらに値段が上がったりします。
あ、あとゲネ参加してもらうとまた別途費用が掛かったりしますね。
ただいい作品をしっかり残しておくのであれば、キチンとゲネに参加してもらって複数台のカメラで納めてもらうと出来上がりの見栄えも良くなり、DVDなどにして販売収益を上げることもできるのでお勧めします。
あ、私の場合は基本的にどの専門業者さんよりも安く複数台のカメラで撮影すると思いますので気になった舞台関係者の方はお気軽にTwitterやコメントからお問い合わせくださいね。
ではでは、最後にもう一度サンプル映像をどうぞ。