このシリーズも3回目。Marantz Proから発売されたガンマイクを一通りレビューしてしまおう。ということでやってます。
今回は最長モデルのSG-17Pを見てみようと思います。
SG-17P
全長54cmというガンマイクの中でもかなり長い部類に入ります。
ガンマイクは簡単に言うと「長いほど指向性が強い=目的の音だけを狙って拾える」ので、このレベルのガンマイクは
- ゴルフのインパクト、カップインの音を拾う
- サッカーのコーナーキックの音を拾う
など、スポーツ撮影でよく使われている印象です。
早速ユーザーズマニュアルの指向性と周波数特性を見てみましょう
下に前回レビューしたSG-9Pのグラフを載せますが、各周波数共に鋭くなっていることがわかります。
こちらも同僚がしゃべっている口元に向けて聞いてみましたが、音質的にはSG-9Pと同じようなクセで、よりクリアに声を拾うことが出来ました。
ハッキリ言ってこの値段でここまで指向性の鋭いガンマイクは市場にないんじゃないでしょうかね。
(無謀にも)GH4に付けてみた
。。。。。
はい。無茶ですね。何ですかこのリーゼント頭のヤンキーは。
基本的にこんなガンマイクをカメラに付けることはありません。
ショックマウントも耐えられずにお辞儀しちゃってますし。映り込みは半端ないです。
これぐらいのマイクはグリップ付けてハンドヘルドで使うのが一般的なんですかね。
別途音声スタッフが必要になるのでワンマン収録には全く向いていないマイクです。
とはいえ、例えばピンマイクの使えない状況での撮影では大活躍することは間違いなしですので、チームとして撮影クルーを組んでいる場合にはあると嬉しい一本でしょう。