昨日、YouTubeで国内のクリップオンストロボメーカー、Nissinさんのストロボ講座を見てました。
講師は ストロビスト として有名な 光の魔術師・イルコさん (クリックでWebサイトへ)
この講座の中で、とてもタメになるテクニックが紹介されてました。
ストロボを使って、背景の景色の色味を変える。
というマジック。
一般的にクリップオンストロボでは広い範囲を明るく照らすことができません。
それがモノブロックでもジェネレータタイプのストロボでも、限界があります。
しかし、この方法を使うと背景の色味だけ望むままに変更できてしまいます。
まずは、その方法を使ってテスト撮影したこちらの画像をご覧ください。
同僚を撮影させてもらったので顔は隠してあります。
実は背景のコントラストとか現像でチャチャっと弄ってますが、ご覧の通り、背景が盛大に緑色に被っています。
でも、人物の肌は色かぶりしていません。
その方法は、是非上記の動画の22分あたりからご覧ください。
と、それじゃあ記事として成り立たないので、一応その方法を記載します。
その方法とは
ストロボにフィルターをつける。
が正解。
「ちょっとまって、それじゃあ人物が赤くなっちゃうじゃない」
とお思いのアナタ、いい線いってます。
それならば
ストロボから照射される光でホワイトバランスを取ってあげればストロボの光が当たる部分は正しいホワイトバランスで、そうじゃない(背景)は、悪く言うと狂ったホワイトバランスになる事になります。
まさに逆転の発想
でWBの設定の仕方。
まず、こんなカンジで顔の前に白い紙を持ってもらって実際のライティングで、全体が白い写真になるように撮影します。(下の写真は分かりやすいように少し引いて撮っています)
フィルタによって赤い色が付いていることがわかります。
つぎに、撮影した写真を、CanonならばWMB画像選択で選び、ホワイトバランスをマニュアルに設定します。
(詳しくはCanonのWebサイトカラーチャートで始めるカラーマネジメントをご覧ください)
その後は普通に撮ればOK。
既にストロボの色味で、ニュートラルな白・グレーがでるよう、ホワイトバランスが調整されているので上記のような写真を撮ることができます。
100円ショップのカラーセロハンとマスキングテープがあれば気軽に試せるので試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、専用のフィルターセットも安価で出ています。
ピンバック: 【撮影】クリップオンストロボを使ったポートレート撮影 | Pulsejack Film
何回かトライして見てますが
1回は完璧に上手く行きました
ちゃんとWb合わせて、因みにオレンジ色を使用して背景をブルーに
したかったのですがイマイチ上手くいきません。ちゃんとオレンジ色でホワイトバランスをとりカメラも
手動にしましたが上手くいかない原因はどこにあるのでしょうm(__)m
教えて下さい
もしかしたらWB合わせたときと実際に撮影した時で、ストロボと被写体の距離または光量が変わっていた。ということはありませんか?WBを合わせたときと全く同じライティングで行わないと失敗の原因になるのでご注意ください。
ピンバック: 【撮影】クリップオンストロボを使ったポートレート撮影 | Sakai Filmworks