DO IT YOURSELF!
の略のようですね。D.I.Y.
基本的に「ない物は出来る限り作る」
という方針ですが。
知人からSONYのビデオ三脚を譲り受ける
一緒にオーケストラ撮影をしていたフクシマさんが、3月からドイツへ5年ほど転勤になってしまいました。
全てをドイツに持っていくわけには行かないので、大型バイクやその他もろもろ、売ったり処分したりしたそうです。
もともとレコーディングエンジニアだったのもあって、一部音響機材は「預かり」という形で確保させてもらいました。
そして、持っていた古いSONYのビデオ三脚を「捨てるけどいる?」と言ってくれたので喜んで貰い受けたわけですね。
難ありのビデオ三脚
見てくれはどうでもいいとして、雲台部分に少し問題がありました。
問題1.パン棒が折れている
元々はSONYのビデオカメラ用のリモコンがついていたこの部分、樹脂がポッキリと折れて非常に扱いづらいパン棒になってしまっています。
問題2.パンをロックするレバーが三脚の脚と干渉する
雲台のパン(水平回転)をロックするこのレバー。締めるとレバーの先が三脚の肩部分に当たり、肩の間でないと締まりません。思った位置でパンをロックすることが出来ない。ということになります。
パン棒の修理
まずはパン棒を直すことに。折れた樹脂部分は不要なので削り取りました。
これにグリップをつけるにはちょっと短いですので、延長できる部材を100円ショップで探してきました。
つっかえ棒~
いやー100円ショップで売っているものは
「本来の使用目的以外で使う」
が基本です。
バラします。
使うのは太いパイプと、キャップ部分。
太いパイプをちょうどいい長さに切断します。
とりあえず使えるように。ということで太さをあわせるために黒のテープを巻きつけました。
グリップにはホームセンターで買ったスポンジカバー。(128円ぐらい)
というわけで、完成です。
取りつけ。見た目も悪くないですね。
パンのロックレバーの位置調整
これは推測ですが、元々パンのロックレバーは三脚の肩に干渉しない部分で締めきるような位置だったと思います。それが長年使ううち、磨耗などで少しずつ締めきるまでの量が増え、現在に至る。と。
というわけで、パンのロックレバーの位置を変えます。
大体こういうのはネジがシールで隠されてるんですよ。LOCK>と描かれたシールを外しました。左側はティルト(縦方向)のロックレバー。
一度レバーを締め、その状態からレバーだけ抜き取りちょうどいい位置に合わせます。
ネジを締めて、シールを元に戻しておしまい。
これで雲台がどこを向いていてもパンをロックすることが出来るようになりました。
今後、この三脚は第一線で活躍してくれるでしょう。5年後、フクシマさんが帰ってきたらもう少しキレイにして返そうと思います。(いらないって言われたらその時は貰い受けますが)
使えるものは直して使う。モノが溢れて、自分自身次から次へと新しいモノを取り入れてますが、一つのものを長く使うのもまた楽しいものです。