これまでManfrottoのフルードビデオ一脚 560B-1にはお世話になってきました。
ライブでの動画撮影時には出勤率100%。狭いスペースでも手ブレの少ない映像を撮影できるんですよね。
CYMBALS(シンバル)というアーティストのライブ撮影でも舞台上手側から使ってます。
というわけですごく使いやすい一脚でしたが、一つだけどうしても残念な点がありました
最下段のポールが細すぎる
この560B-1という三脚、全高166cmとすべて伸ばせばアイレベルを確保できるものの、最下段のポールが細すぎ、一脚の傾きを変えたときにブルブルっと振動してしまい映像にブレを生んでしまうんですね。
足にあるボールヘッド部分を緩めればこの振動はなくせるんですが、そうすると今度はパンしたときにフルードのパンではなくボールヘッド部分で回ってしまい滑らかなパンができません。
この問題は2015年のInterBEEでマンフロットブースの方に相談したところ「どうしようもない」的な返事でしたので560B-1は基本的には最下段はあまり伸ばさずに使うのが正しい使用法なのかなぁと思います。
(たぶん上の映像でもブレの瞬間が確認できると思います)
というわけで前々からもっと太いパイプを使っている上位機種に買い替えたかったんですが、なかなか機会がありませんでした。
しかし、先日とある中古機材屋さんで、上位機種のMVM500Aを安く、しかもManfrottoの三脚バッグ付きで見つけたので確保したんですね。
いざ、560B-1とMVM500Aの比較
この一脚を買うきっかけのMovie for Lifeさんの記事で、
良くみかける一脚を普通の馬だとすると、コチラの商品は
北斗の拳に出てくるラオウの乗る「黒王」くらいゴツい。
との記載がありますが、北斗の拳は読んだことないですがそんな感じですね。ゴツゴツです。
でもフルード部分は共通ですね。
560B-1は強度を高めるために円柱ではないカクカクしたパイプなのに対してMVM500Aはまん丸のパイプです。
雲台がない状態での高さ比較。これならMVM500Aの最下段を出さなくても今までの高さを確保できそうです。
これが問題の最下段の太さ比較。全然違いますね。
まとめ
というわけで今後は560B-1ではなく、MVM500Aを使って撮影をしていきたいと思います。その分機材の重さは増えますが背に腹は変えられません。
ManfrottoさんにはぜひMVM500Aの太さのパイプで、全高560B-1ぐらいのコンパクトで軽量のモデルを作って欲しいところです。
とはいえ、この高さなら人込みの後ろからでも頭越しに撮影できそうですから用途としては広がるかな??
ちなみに、付属の雲台はパン機構が無い(パン機構はフルード一脚が担当)ので、雲台を使いまわしたい人は中位機種のMVM250Aを買うといいかもしれないです。
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