大切な撮影データの消失を防ぐために心がけていること ~その3~

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前回までの記事では撮影中に人的要因でデータを消してしまうミスを防ぐ方法と、SDカードのデータ破損の確率を下げる方法をご紹介しました。
まだお読みになっていない方は是非ご一読いただけると嬉しいです
今回は撮影が終わってから家に帰るまで。個人的に一番リスクが高いと思う状況でデータの紛失を防ぐ方法をご紹介したいと思います。

人的要因によるデータ消去を防ぐ

カバンの中にしまったカメラ、実は電源が入りっぱなしになっていた。なんて経験はありませんか?
自分はよくありました。帰ってSDカードの中身を見ると撮った覚えのない真っ暗なデータが何枚も…
カバンの中でシャッターボタンが押されてしまっていたんですね。
これがシャッターボタンであれば問題はないのですが、削除ボタンなどの操作系ボタンだと大変。カバンの中で勝手に写真が消去される可能性があります。
(前回でも触れましたが、最悪カードがフォーマットされる可能性も)
確率としては低いですがゼロではありません。

1. 撮影後はカメラのバッテリーを抜く

先日、とあるセミナーに参加して写真家の茂手木秀行先生とお話しさせて頂く機会がありました。
一流の写真家の方がデータ紛失にどう備えてるか気になったもので、ご質問させていただいたところ
カードではなくバッテリーを抜いてしまう
という回答を頂きました。
曰く、カードの抜き挿しはリスクが高い。バッテリーを抜いてしまえばカバンの中でカメラが誤動作することもない。とのこと。いかにも。
※間違っても電源が入っている状態でバッテリーを抜かないでくださいね!SDカードにデータ書き込み中の場合はデータが破損します。電源を切って、メディアへのアクセスランプが完全に消えてからバッテリーを抜きましょう。

2. SDカードの書き込み防止スイッチをオンにする

撮影中にSDカードを交換してケースにしまう時、書き込み防止スイッチをオンにしておく事が大事です。
これで間違ってフォーマットしたり削除したり。という事を防ぐ事ができます。
自分の場合、全てのカードの書き込み防止はバックアップが完了するまで解除しないようにしています。

3. 撮影後、お酒を飲んで帰らずに直帰する

お酒を飲む=外にいる時間が増える、立ち寄る場所が増える。
データ紛失で一番多いのは実は機材ごと紛失というパターンかなと思います。
SNSなどでちょくちょく、電車の網棚に置き忘れた。だったりちょっと目を離した隙に置き引きされた。
などの事例が目に付きます。
外にいる時間が長いということはその間に紛失や盗難にあう可能性も比例して上がるという事になります。
お酒を飲んでしまうと個人差はありますが判断力が鈍り、気を緩めてしまうこともあるかと思います。
帰宅してバックアップが終わるまでが撮影です。
持ち歩いているそのデータの管理責任はアナタにありますので十分に気をつけてください。

如何でしたでしょうか。次回はいよいよ最終章。帰宅してからのバックアップについてお話ししたいと思います。

ではでは!

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