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ご存知の方も多い（？）かと思いますが、Canonユーザーです。

きっかけは大学時代に買った初代EOS Kiss Digital。

これをきっかけにEF/EF-Sマウントのレンズを買っていたのでずーっとCanonなんです。

今持ってるレンズは

Canon製

SIGMA製

TAMRON製

という7本。広角が欲しいです。

で、EOS 6DとEOS 70Dで上記レンズを使って写真・動画を撮っているのですが、先日困ったことになりました。

Panasonic GH3を導入した

まさかのマイクロフォーサーズのカメラを買ったんです。

ご存知Panasonic GHシリーズといえば動画機として非常に高い性能を持っている名機。30分制限もなくオプションで外部電源も使え、高ビットレートでの撮影ができつつ、非常に小型な点に負けてしまいました。

こちらのレンズが付いてきたレンズキットの中古を入手したんで、取りあえずこの一本で運用してましたが、何せF4-5.8は暗い！

いくらマイクロフォーサーズはレンズが（フルサイズ用に比べて）安いとはいえ、F2.8遠しのレンズはお高め。

というわけで迷っていた中、救世主が。

マウントアダプタという存在

便利な世の中で、マウントが違ってもアダプタを使ってEFレンズをマイクロフォーサーズのカメラに付けられてしまう。そんな製品が存在するんです！

まぁこれは近年、フランジバックの短いミラーレスカメラだからこそ間にアダプタを差し込めるという恩恵です。ですので、同じ一眼レフ用のマウントであるNIKONのマウントにEFマウントレンズを付けるなどのアダプタはありません。

マウントアダプタ。といっても色々ある

同じ、EFマウントのレンズをMFTカメラに取り付ける。といっても色々な種類があります。ここでは有名どころのマウントアダプタメーカー、KIPON社の製品を例に挙げます。

1.ただ付けるだけ。シンプル。

レンズを取り付けることだけが可能です。AFはできませんし、EFレンズは絞りが電子制御なので開放でしか使えません。

2.絞りリング搭載！

ならば！マウントアダプタに絞り羽根を付けてしまえ！と無理やり作ったこの製品。露出は調整できますが、絞ると周辺光量が落ちたりするみたいです。普通と逆ですね。

3.絞りは電子制御！AFまで動いちゃう

と、いうわけで順当にMFTレンズへの信号をEFレンズ用に変換してくれる電子制御可能なマウントアダプタ。ここまで行くとかなり高価です。また、対応していないレンズもあるのですべてで使えるわけではないのです。

4.画角を広げて更にF値を下げて明るくしちゃうよ！

MFTセンサーのカメラでは、フルサイズと同じ焦点距離のレンズを使用しても同じにはなりません。

例えば、MFTのカメラに12mmのレンズを装着して撮影した場合、取れる写真の画角は35mmフルサイズでの24mmとほぼ同じ画角になります。ですので、例えば24-105mm/F4Lみたいなレンズを取り付けると、撮影できる画角は48-210mm相当となり、広角が弱くなってしまいます。

そこで、こちらのフォーカルレデューサーマウントアダプタを使うと内部のレンズが像を小さくしてくれて、より広角に撮影できるようになるのです。

しかもF値まで下がってより明るいレンズとなるんですね。（0.7xで約１段分）

例えば、先述した24-105mm/F4Lの例だと24x2x0.7 = 33.6-147mm/F2.8相当と、これならば標準ズームとして使用できる画角になるわけです。

やはり、電子制御可能でフォーカルレデューサーマウントアダプタだと価格はかなり高くなりますね。

有名なところだとMETABONESというメーカーですが、最近はKIPONもリリースしました。

悩んだ末、電子接点付きタイプを選びました

と、まぁ価格も機能もピンからキリまでありますので、自分に合ったマウントアダプタを選べばいいんじゃないかと思います。

私の場合、内部の絞り羽根をどうしても使用したかったので高かったですが電子接点付きのタイプにしました。 フォーカルレデューサータイプも考えましたが

• EF-S用レンズは対応していない
• 価格が高い
• 35mm換算2倍は望遠でメリットがある

という理由で通常の電子接点付きタイプです。手持ちのSIMGAの70-300mmを付ければ600mm相当の画角となるわけで、これはメリットがある。と思ったんですね。APS-C用のEF-SレンズをMFTカメラで使用できれば今後70Dを手放してフルサイズ一本に移行してもレンズ資産は活かせます。

さて、次回は実際に届いたKIPON EF-MFT AFを使用したレビュー記事をお届けします。