Blackmagic Desgin 外部レコーダーVideo Assist 4K導入記 その2

Pocket

前回、まぁVideo Assist 4Kにしようと決めたわけです。

で、手元にあります。(笑)

videoassist-2

ビデオ近畿さんで、「開封未使用品」が新品と同等の保証が付いて中古価格ぐらいで買うことができました。感謝です。

とはいえ届いたものは全く開封されていませんでした。ナゼ???

もしかしたら「何らかの理由で値段を下げられない製品」で、安く売りたいから開封扱いにしてるのかな。。。

まずはファームウェア更新

Video Asssitは先日Version 2.3が公開され、ついにLUT対応しました。

LUTとは?

LUTとはLook Up Tableの略で、簡単に言うと色を変換する為の表(テーブル)です。Log収録という非常にコントラストの低い映像を、普通の色味に戻すための変換表ですね。

Log収録は明暗差が激しいシチュエーションなどで、敢えてコントラストを抑えて暗部も潰さず、明部も飛ばさず収録し、ポストプロダクション段階で色味補正を行うことでダイナミックレンジの広い映像や極端な補正にも多少耐えうるデータとなります。したがってこの収録方法は、後作業を前提とした収録方法ですね。

ですのでLUT対応していないモニタですと、うっすーーーーい映像を見ながらの収録や確認となるのですが、今回LUTに対応したことで収録時にも確認時にも普通の色味で映像を見ることが出来ます。

これが何がいいって、特に演者さんとかに撮影データを見せるときにLog収録をいちいち説明しなくていい点。(笑)

アップデート手順

Blackmagic DesignのサポートページからVideo Assist 2.3をダウンロードし、PCやMacにインストールします。

インストールしアプリ起動後、Video AssistをPCと接続します。最初、「HDMIとかSDIでどうやって接続?」と思ったら底部にUSB mini端子がありました。

videoassist-3

PCの画面に手順に従えばあっさりとアップデートが完了しました。

よく使うLUTを転送しておく

自分の場合、Panasonic GH4のV-Log lというカーブで収録しますので、そのLUTを転送しておきます。

PanasonicのサイトからGH4のV-Log lのLUTをダウンロードします。

Video AssistのユーティリティアプリからLUT(.cubeファイル)を選択し転送します。

lut

Video Assist本体を起動し、設定のMONITORタブ、DISPLAY 3D LUTをOnにして、転送した3D LUTを選択します。

これだけで終了。もちろん、Logデータを扱わない場合はDISPLAY 3D LUTをOffにしておきましょう。

少し使用して分かったこと

  • 録画のフレームレートと解像度はHDMIやSDIのフォーマットになる。
  • exFATしか対応していない。(32GBまでのSDHCはexFATにフォーマットし直す必要がある)
  • 推奨とされたていたSandisk Extream pro 95MB/secの128GBで4K ProResHQでドロップフレームが発生した。
  • 外部電源接続時、LP-E6バッテリー両方が充電されるのは嬉しいが如何せん電池消耗が早い。
  • 4Kモデルは思いのほか重い。バッテリ込みで1kg弱は伊達じゃない。
  • 絞り値・ISO・シャッタースピードなどは表示されないのでカメラのLCDも見る必要があるのは当たり前だけど結構面倒だった。
  • X-GripにGH4、ビデオライト、Video Assist 4Kを取り付けただけでもかなりイカツイ感じになり目立つ。
  • HDMIケーブルがとっても不安なのでインターフェースユニット使ってSDIにするかケーブルホルダ付いたカメラケージが欲しい。というか必要。

videoassist-4 videoassist-5

次回はVideo Assist 4K用に液晶フードを540円で自作するというDIYネタをご紹介します。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。