皆さん、突然ですが名刺って持ってますか?
社会人の皆さんは恐らく持っているのではないかと思うのですが、その中で「自分でデザインした」という人はどのくらいいるのでしょうか。。
人によってはそういうデザインのお仕事をされている方もいるかと思いますし、もしかしたら学生の方でも自分で名刺を作った経験がある人もいると思います。
今回はそんな「名刺を作った」というお話。
名刺って?そもそも何のためにあるの?
名刺について色々と調べましたが、起源は7~10世紀の中国のようですね
初対面の人と、「あっ、どうも、私こういうモノでして。。。」みたいな会話をして交換しますよね。
ビジネスマナーでは名刺交換の手順からもらった名刺の置き方、扱い方まで細かく色々と教えられます。
「名刺=その人そのもの」
と捉えるのが一般的なようです。
つまり、その名刺の内容がズバリその人を表すわけです。これって見逃されがちだけど結構大事な話。
渡した人の名刺入れやファイルの中で、いつまでも「私はこんな人物よー」って主張し続けるのですから、ある程度デザインなどにはこだわりたいですね。
名刺を作ろう
名刺を作るにあって、いくつか決める要素があります
- 自宅プリントか業者プリントか
- 名刺の紙・形
- 名刺に入れる内容
最近はプリンタも各家庭にあって、電気屋さんに行くと名刺印刷用の紙なんかが置いてあって業者さんに頼まなくても自宅でプリントまで完結してしまいます。
デザインソフトまでついている場合がありますね。
メリットは安い。手軽であること。デメリットはどうしても安っぽくなってしまうことです。
特にカラー印刷した時に業者プリントとは違う安っぽさが目立つ印象です。プライベート用の名刺であれば気にはならないかもしれませんが、ビジネス用としてはおすすめしません。
で、次に名刺の紙・形。 紙質を色々変えてみてユニークな名刺を作っている方がおられます。印象に残りやすいですし、他の名刺よりも目立ちます。
対する形。たまーに普通の名刺サイズでなく、極端に小さかったり丸だったりする名刺を頂きますが、これは個人的にはマイナスポイント。なぜなら「名刺のファイルに入れづらい。または入れられない」ことがあったり、「小さすぎて入れる前に無くす」だったりするからです。そうなると名刺を渡した意味が全くなくなります。
異形名刺でも、基本的な名刺のサイズを基本にデザインすることが望ましいでしょう。
名刺の内容
まさに名刺の核となる部分です。総合的なデザインから文字の配置、フォント、フォントサイズに至るまで全てがあなたの顔となります。
デザインについてはそれぞれ好みがあるので触れませんが、内容としては
「誰に、何を伝えたいのか」
ということを念頭に考える必要があります。
氏名・年齢・血液型・ハンドルネーム・SNSやブログのLINK、電話番号に住所メールアドレス。。。何が必要で何が不要な情報なのか、しっかりと考える必要があります。
私の場合は、氏名・電話番号・メールアドレスに活動内容を知ってもらうため、このブログのURL。それと住所を入れてあります。あまり住所は重要ではないのですが、入っていると「安心」を与えられますし、意外と居住地が話を広げることがありますので入れてあります。
逆にSNSのアカウントなどは一切入れていません。その人が知ろうと思えばこのブログで見つけることが出来ますし、まず電話番号とメールアドレスがあればコンタクト出来るからです。
余計な情報は蛇足である。と考えます。
「想い」を追加
で、結果的に極めてシンプルな名刺が誕生しました。
といってもこれでは自己主張が弱い。もっと印象に残る名刺にしたい。そう考えたので、Photographer/Videographerとして個性的な「想い」を追加しました。
それがカラーチャート。
同業者であれば、これが誰にどのように使われるか想像が出来るかと思います。
渡した名刺がカラーチャートになっていれば、これ以上ない「自己紹介」であると考えたわけです。
人によってはもしかしたらこの名刺を財布なり名刺入れに入れ続け、現場で実際に使ってくれる人がいるかもしれません。私の名前の入った名刺がその人の仕事で役に立てばそれほど嬉しいことはありませんし、その時にまた私を思い出してくれるでしょう。また、人によってはカラーチャートを目にする度に私の名刺を思い出してくれるかもしれません。
というわけで、私としては「カラーチャート名刺」は誰かの力になりたいという想いと実益を兼ねたものとして出来上がりました。
今回、名刺はマヒトデザインさんにお願いしました。同時にカラーチャートのない名刺も発注しましたが200枚で500円未満と、自宅でプリントする名刺に負けない安さで仕上がりも綺麗。さらには短納期ととてもお勧めです。
マヒトデザインさんでは入稿用のイラストレーター用のテンプレートファイルを提供しているのでそれをダウンロードして名刺デザインし、AIファイルをアップロードして発注します。
印刷データは色空間がCMYKなので注意してくださいね。
グレーはちょっとマゼンタ寄りのようですが、WB補正にもある程度は使えるかなぁ。という印象。これで大体合わせられれば儲けものです。
というわけで、こんなカラーチャート名刺が完成しました。どうでしょうか?欲しいですか?ちょっとでも「欲しい」と思った人がいれば大成功だと思っています。
今回、嫌がらせのような印刷データもきちんと印刷して納品していただいたマヒトデザインさま、有難うございました!
※このカラーチャートは正確な18%グレー・CMYK・RGBを示すものではありません。ご使用はくれぐれも自己責任でお願いします。
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