どうも。先日、といっても結構前ですがInsta360 oneというVRカメラを入手した話をしたと思います。
で、3月に人生初のスキーに持って言ってそのまま使ったりしたんですけどもそれ以来実はあんまり使う機会がなかったのです。
でGWも近く。ということで先日娘の幼稚園の保護者たちで行った外飲み会ピクニックでちょっと使ってみたりしたんですね。
で今回はこのVR動画をどうやって編集するのか?という部分にフォーカスを当てて説明したいと思います。
何はともあれ、手ブレ補正。そして変換。
Insta360 oneの動画は4K固定、insvという拡張子のオリジナルフォーマットなので直接他の編集エディタでは開くことができません。そこで公式がリリースしているアプリケーション「Insta360 Studio」を使用して一般的な動画形式に変換する必要があります。
アプリをインストールして撮った映像を見てみるとすごいことになってます。
- 空が変な方向に向いてる
- 手ブレ半端ない
という二点のおかげでほとんどこのままだとものすごく見るに耐えない映像になってしまっていますので、まずは内蔵されたジャイロセンサーを使った手ぶれ補正を使用します。
- パープルフリンジの除去
- オプティカルフロースティッチング
- ジャイロスコープ手ぶれ補正
- 防水ハウジング使用
- スティッチングのキャリブレーション
となっており、上から3つ目のGyroscope stabilization が手ぶれ補正ですね。ただこれにチェックをつけると現在バージョンでは「加速度センサーを使った手ぶれ補正のプレビューはできません」というニュアンスのとポップアップで言われてしまうのでまずはこの状態で一度動画を書き出す必要があります。なのでなるべく大きいビットレートを選択してExport toをクリック。
書き出した動画をもう一度Insta360 Studioに読み込みます。
動画を確認すると空が上にちゃんとあって手ぶれ補正が加わって見やすい映像担っているのがわかりますね。
これで編集しやすい環境になりました。
Insta360oneで編集する
この360度動画をそのままYouTubeなどにアップロードするのであればこれ以上の処理は基本的には必要ありませんが、4Kという高解像度の動画から動画を切り出すCaptureを使えばより魅力的な映像表現を使うことができまます。
使い方は簡単。キーフレームを打ちながら表示させたい被写体にマウスを使って画角を合わせるだけ。
画面中央上部の「Capture」を選んだら、動画を再生しながら画面左下のタイムラインを使ってキーフレームを打っていきます。ここでリトルプラネットを選ぶと通常の映像からリトルプラネットへ移り変わっていく様な効果を入れることができます。
キーフレームのデータはプレビューにも反映されるので、再生して思う様な映像になる様に確認しつつキーフレームを調整していきます。
Final Cut Pro Xで編集する
最初に手ぶれ補正を加えて書き出したデータをFCPXで読み込んで見ます。
するとタイムラインに置いた動画のインスペクタ上に通常の動画にはない「方向」という項目が増えていることがわかります。
これでキーフレームを打ちながら各パラメータを変更させていけばいいんですね。簡単。
ただしFCPXでリトルプラネットを使用する方法が見つかりませんでした。(何か方法あるのかな?知ってる人教えて下さい。。)
まとめ
取り合えず現状ではVR動画のからある画角だけを切り出して使う場合はリトルプラネット動画を作る場合、その他画角を変更していく様な映像を作るのであればInsta360を使うのがいいと思います。
FCPXには外部ファイルとして読み込んでおけばInsta360Studioで変更後、同じファイルパスで書き出せば映像の差し替えも楽に行うことができますね。
なおDavinci Resolve14では360度動画はまだサポートしていないようです。