私は千葉県の館山市というところで生まれ育ちまして。昔から「陸続きの孤島だな」って思っておりましたが、最近は館山道が伸びたりして少しそんな事も思わなくなっていたのですが。
この度、実家が台風15号で被災しました。
この写真にある館山市船形の場所はまさに私が生まれ育った地域で、この写真はもう小学校の同級生の家が写ってるぐらい近所なわけです。
目次
妹、里帰り出産中だってよ
ちょうど私の妹が二人目を出産するために実家に帰っておりまして、台風上陸の前日に赤子を連れて実家に退院していたのであります。
退院した翌日に被災。停電。実家は井戸水を電動のポンプでくみ上げているために断水。
それがもう3日ほど続いておりますが、東京電力の発表によりますと復旧にはまだまだかかる模様。
実家の携帯電話の通信網は完全にアウトで、固定電話のみ使用できる状態なので電話で色々と安否確認を行ったのですが、新生児を抱えてエアコンのない猛暑の中過ごしている妹を思うとちょっと切なくなってきます。
ガスはプロパンガスのため使用する問題はなく、幸い近所の水道の使えるご家庭から生活水を貰い、買い置きしておいた飲み水・食料を使いながら生活しているようです。ありがたや。ご近所さん。
なおご近所さんは家の瓦が飛ばされたり、その飛ばされた瓦が車に落ちてガラスが割れたりまぁとんでもなかったようです。築50年以上の我が実家は雨漏りこそすれど車庫付きのため車は無事。瓦もセーフで、ご近所さんに比べれば「良かったほう」とのこと。
ただ、家の前も電線が切れたか電柱が折れたかで車庫の前に電線がブラブラしてしまっており車が出せない状態になっているようです。信号機は止まっていて事故も多発しているようなので、なるべく車は使わないとのこと。
災害に備える
そういうこともあってちょっと(これまで以上に)災害に備えるためにいろいろと考えることにしました。
電源確保が大事だよね
電源はやっぱり大事。情報源はやっぱりテレビ・ラジオ・インターネットに頼らざるを得ないのでここが無くなってしまうとキツイ。夜間の照明もそう。
とりあえずは夜の照明はキャンプ用のLEDランタンやLバッテリが使える小型の撮影用LEDライトで賄えそう。
USB電源
スマホの充電やその他のUSB電源に関してはVマウントバッテリが使えます。
USB端子のないVマウントバッテリもUSB変換アダプタを持っているので大丈夫。
とりあえずVマウントバッテリは合計400Whぐらいあるので手持ちのモバイルバッテリと併用すれば3~4日の家族分のスマホ充電に困ることはないでしょう。照明用のバッテリもUSBでLシリーズバッテリを充電すれば何日か使うことができます。
AC電源しか使えない製品
AC電源は低消費電力の製品ならば平行付きのモバイルバッテリが使えます
これで約150Wh。ドライヤーや洗濯機、電子レンジをはじめとした調理器具みたいなデカイ物は使えませんが、ちょっとした電源が必要な製品はこれで賄うことができます。
充電してあればね。
充電してなきゃ使えない。充電できなきゃ使えない
当然ですがバッテリーなので充電してなきゃ使えません。災害はいつどこで起きるかわからない。撮影後充電する間に被災したりしたら。ずっと使ってなくて自然放電したら。意味をなさないただの重りになり下がります。
充電しようにも停電中。避難所の充電ポートは長蛇の列。
そんな中で充電を行う方法が必要になるなと考えたわけですね。
まぁ単純に考えて、「ソーラーだな」と。
以前にも防災&キャンプ用に小型のソーラーパネルを買ったことがあるんですが5Wぐらいの小さいやつ。当時に比べて性能も選択肢も増えているのでコレを機に大きめなソーラーパネルの導入を検討しました。
AnkerかRAVPower
さて、Amazonで調べてみると色々なメーカーからソーラーパネルが出てますが、まぁ安心できるのはAnkerかRAVPower製かなと。
手ごろなモノだとAnkerでは15Wと21W、RAVPowerでは16Wと24Wのものがそれぞれ販売されている模様です。
Anker製のものは畳んだ状態でともに28cmx16cm。ちょっと細いA4ぐらいですね。
RAVPowerは16Wが24cmx16cm。細めのB5用紙ぐらい。結構小さいですね。24Wのはちょっと大きめで30cmx16.5cm。
あくまでも非常用。という点。価格的にも大きさ的にも控えめなRAVPowerの16Wの製品を買ってみました。
私は映像関係の機材を揃えていたり、アウトドアが趣味だったりするのでその辺は割と強いなと思いますがやっぱり災害時ということを考えるとちょっと足りないものが多いですが、少しでも被災した時に安心して過ごせるようにしっかり備えをしておこうと思います。
届いたら実際に発電量なんかをチェックしてみようと思います。