リグに簡単に取り付けられるUSB電源って実は少ない。
この間、SYSTEM5さんでTiltaのワイヤレスフォローフォーカス、Nucleus-Nanoを買ったんだけど、そのモーターが5V~12Vぐらいの電源が必要で。
RONIN-Mに乗せるときはRONIN-MからUSB電源が取れるんだけど、三脚に載せたりしてる時はUSB電源を取るのがちょっとメンドウクサイ。URSA miniとか使ってればVマウントバッテリから取れるんだけど。
だからモバイルバッテリをカメラケージなどに取り付けるのにイイモノないかな。と探してたんですよ。
手近なところだとSmallRigの2336を使うとか
で、先日打ち合わせの時に同業の方からいいアイテムを見せてもらいました。
ZOOM BCQ-2n
ZOOMが販売しているBCQ-2nという単三電池4本をUSBの5V出力に変換するアダプタです。
これは同社のQ2HDというビデオカメラのバッテリーを補強するために作られた製品なのですが、底には三脚穴、トップには1/4ネジがありそのままケージに取り付けられそう。
早速買ってみました。今回はAmazon経由で島村楽器さんから購入。
ボテっとしてます。フタをスライドさせて空け、電池を4本入れる形。
地味に嬉しい電源スイッチとUSBポート。電源入るとLEDが緑に光り残量が少ないと赤くなるようです。底には三脚穴。
カメラケージに取り付けるにはポッチが邪魔
取り付けるにあたって回転防止用だと思われる1/4ネジ横のポッチが邪魔になりました。
ケージ側の1/4穴と間隔が合わないので干渉してしまうのです。
なので、ネジを外して…
ドリルでなかったことにしました(自己責任。即保証対象外)
早速満充電したAmazonBasicのニッケル水素電池4本を入れてiPad miniを充電してみました。計測スタート。
計測にはよくあるUSB電流電圧チェッカーを使ってます。
5V1Aの出力(5W)を75分ほど出力して力尽きました。出力した電力量は6.35Wh。Amazon Basicの電池は1.2V/1900mAhなので1本あたり2.28Wh。4本なので9.12Whとなりますが、まぁ新品でもないですし変換効率もありますしこんなものでしょう。
Tilta Nucleus-Nanoを駆動する
では早速こちらをBMPCC4Kのケージに取り付け、Tilta Nucleus-Nanoのモーターを駆動します。
Tilta Nucleus-Nanoの消費電力実験。
アイドリング時0.15A、早くフォーカスを動かしても0.35Aほど。(5Vにて)#SYSTEM5 #Tilta #BMPCC4K #Zoom pic.twitter.com/V63CIt0HM9— サ力イアキヒロ (@SakaiFilmWorks) September 12, 2019
ご覧の通り、何の問題もなく駆動してますね。
消費電力は0.15~0.35Wぐらい。そんな頻繁にフォーカス回すものでもないので、平均0.2Wぐらいだとしても6時間ぐらいは動作させられる計算になります。問題なし!
まとめ
このZoom BCQ-2nがあれば単三電池4本でカメラケージにUSB電源を追加できる体制になりました。
その他にも2時間超えるようなライブ撮影でGoProのバッテリーライフを伸ばしたり色々と活用する場所は増えそうです。
あ、そういえば、手持ちのCheeroのPower Plus 3 stickってガンマイクとおんなじぐらいの太さだったなぁ…
おんなじぐらいの太さだったなぁ…
おんなじぐらいの太さだったなぁ…
Marantzのガンマイクについてたコールドシューにガンマイクを付けるアダプタにピッタリ付きました。
ん。ケージにモバイルバッテリが(わりとガッシリと)付いた。無事。
Ankerもあるよ。黒だしリグに合いそう。ZoomのBCQ-2nより小さくて軽くてスマートだしね。
ホルダーは多分こんなのでいいんじゃないすかね。19-21mmだけど。。いけるんじゃない?知らないけど。(本当に知らないので自己責任でね)
そっと両方ポチったサカイでした。
取り敢えず使えて良かったですねぇ。。
ポッチは周りの人みんな切っちゃってます。