新年、明けましておめでとうございます。
2016年もよろしくお願い致します。
さて、今回は「主要各社のレンズ型番の読み方」と題しまして記事を書きたいと思います。
対象となるのは35mmフルサイズ、APS-C用のレンズを生産しているCanon/Nikon/SIGMA/TAMRONの4社。
ソニーやオリンパスは今回は外させてもらいました。。スミマセン。。
また、焦点距離、F値は読んだままですので割愛させて頂きます。
フルサイズ対応?APS-C専用?
まず、レンズを選ぶ際に一番気をつけなければならないのがこの項目。
いくら優れたレンズでも対応していなければ使えません。
APS-Cセンサーのカメラユーザーの方は基本的に気にしなくてもいいですが、将来的にフルサイズへの移行を考えているのなら、フルサイズ対応を買っておいたほうが後々買いなおすことはありません。
メーカー | フルサイズ対応 | APS-C専用 |
Canon | EF | EF-S, EF-M |
Nikon | 表記なし | DX |
SIGMA | DG | DC |
TAMRON | Di | Di II (Di2) |
という感じになってます。 EFの後ろにSやMが付いたり、DX, DC, Di II という型番のレンズはAPS-C専用であり、フルサイズ機では使用できません。
手振れ補正の有無
最近のレンズには手振れ補正が付いているものが多くあります。
手振れ補正が付いていると遅いシャッター速度でもブレなく撮影できたり、ファインダーを除いたとき被写体が安定するので構図を決めやすかったりと、多くのメリットがあります。
※手振れ補正で4段分とか5段分という表記がありますが、1段でシャッタースピードを半分に出来る。と覚えてください。例えば 1/125を1段下げると1/60です。2段で1/30, 3段で1/15、4段で1/8。4段分の手振れ補正というのは、1/125のシャッタースピードと同じぐらいのブレ量が1/8でも実現できる。ということです。すごいですねー
メーカー | 手振れ補正 有 | 手振れ補正 無し |
Canon | IS | 表記なし |
Nikon | VR, VR II (VR2) | 表記なし |
SIGMA | OS | 表記なし |
TAMRON | VC | 表記なし |
というわけで、IS/VR/OS/VCという表記があれば手振れ補正が付いているレンズ。ということになります。
モータの種類
AFのスピード・静音性を左右するのがモータの種類。
超音波モーターやステッピングモーターなどを搭載していないレンズは「ジーコ、ジーコ」とうるさくAFのスピードも遅めです。
メーカー | 型番 | モータ種類 |
Canon | USM
STM |
超音波モーター
ステッピングモーター |
Nikon | AF-S | 超音波モーター |
SIGMA | HSM | 超音波モーター |
TAMRON | USD
PZD |
超音波モーター |
と、このような型番が充てられているレンズはAFが早く静かです。
そのほか、各社によって、使用レンズやコーティング、上位レンズにのみつけられる記号等ありますが、基本的には上記を把握しておけばなんとなくレンズの仕様が読めるかと思います。