財布変えたよ。ってだけの話。
これまでは少し気取ってラルフローレンの札入れとPaul Smithのコインケースを使ってました。
財布を分けていた理由としては、「小銭を入れると財布が傷む」って考えてたからですね。あとは前職でオフィスの自販機で買い物してたりしてたんですが、デカイ財布丸ごと持ってくのが面倒だったので、ポケットに小銭入れだけ入れて仕事してたっていうのがあります。
今はこの二つの財布をモバイルバッテリーだったり、筆記具やメモ帳なんかの小物が色々入ったバッグインバッグに入れて、その日ごとに使う鞄へ丸ごと突っ込んで使ってたんですね。
普通に使ってる分には問題ないんですが、撮影とかで大荷物のときが大変でした。
財布がリュックタイプのカメラバッグの中に入っているので、会計時に
リュックを下す→リュック開ける→バッグインバッグ探す→バッグインバッグ開ける→札入れ取り出す→札を出す→コインケース取り出す→小銭出す。
とめちゃくちゃ時間が掛かる。。
また、タダでさえ大荷物なのにこの札入れとコインケースが意外に嵩張ってしまうので無駄な荷物を減らしたい。とも考えていました。
生活スタイルを考え直す
財布を変えるにあたって、まずは自分の生活スタイルを見直すことにしました。
基本的な生活スタイルは
- 平日、通常業務で自宅⇔白金高輪のオフィス往復
- 休日、家族とショッピングモールへ買い物
- 定期的に大荷物持って撮影行脚
となってます。
大きな買い物は基本的にネットか、実店舗でもクレジットカードを使ってしまいますし、細かい買い物は可能な限りSuicaを使います。ですので現金はあまり持ち歩いていません。(多い時でも1万円ぐらい?)
で、通勤に使っている定期付きのSuicaとメインで使ってるクレジットカードはiPhoneのスマホケースに入れてあるので多くの買い物で財布を出さずに済むことになります。
財布を出すのはSuicaへのチャージのときだったり、Suicaやクレジットカードが使えない店舗のみ。
というわけで、あまり使わない財布の為にバッグの中の貴重なスペースを使ってしまうのはあまりに勿体ない。というわけで大きい財布から小さい財布への方向転換に至ったわけです。
アブラサスの小さい財布
小さい財布。で思いついたのがこの「アブラサス」というブランドの小さい財布。
ちょいちょいネット広告で見かけていました。実は旧友のミウラ君がこちらを使用していて、生活を変えるレベルで素晴らしい。と絶賛していたんですね。
で、ちょっと候補に挙げたんですが以下理由からスルーしました
- 機能を重視したネット広告が逆にブランドイメージをチープにしていた
- ミウラ君と財布が被るのは避けたい
- デザイン。エンボス加工された革がキライ
アブラサスのページを見てもらえるとわかるんですが、かなり「機能面」が押し出されていてそれが逆に一歩引いてしまいました。なんというか、普段使いはローテクなものが好きなので。VansのEraとか、Levi’s 501とか、Red Wingの8875とか「ド定番」と呼ばれるものに弱かったりします。最近はHanesなんかの「パックT」にハマってたりするぐらい、気取らないけど基本性能が高くて長年愛される、スタンダードでベーシック。なものがいいのです。
これだけ機能面がプッシュされてたりすると、それこそダンロップのハイテクスニーカーっぽい。というか、『ガジェット好きな人が持っていそう』というイメージを持ってしまいました。(いや、ガジェット大好きなんですけどね。ガジェット大好きって悟られたくないガジェット好き人間なのです)
特に『傷が目立ちにくく、高級感のあるエンボス加工』のところ。いや、革だし傷すらも味だし余計な加工せんとくれ。って思ってしまいました。実際ビジネスシーンなんかにはこういうパリッとしたのが良いんでしょうけども、使用用途が普段使いなんでエイジングだったりそういうのも楽しみたいのです。
さて、存分にDisらせてもらったアブラサスの小さい財布ですが、あくまでもこれは個人的意見であり人によって感じるものは違うので、粗悪品だとかダメだ!とか言ってるわけではないです。ご注意を
そこで見つけたm+(エムピウ)
というわけで、他に小さい財布がないかどうか、一生懸命、一生懸命捜しました。
小さい財布、見つかりましたよ。
m+ (エムピウ)というブランドなんですが、そのstraccioというモデル。
straccio】は「端切れ・ぼろ切れ」転じて「存在感が希薄な」といった意味を持つ、肩肘を張らない財布です。出来るだけ余分な部品や機能を足さず、革に包んでホックを留めるだけで成立させることを目指しました。
細部まで作り込んだシリーズと対照的に、「これだけでもひと通り使えるよね」というぎりぎりのラインです。つくってみると想像以上に「財布」的にならなくて、それがより小さく感じさせる身軽な仕上がりになりました。実サイズは少しゆとりをもたせて、お札10枚・100円玉15枚・厚めのカード5枚程度が入るようにしています。お札収納は折らずにそのまま入れられるzonzoと同じ形式をとりました。※閉じると3つ折りになります。
素材は柔らかさが特徴のタンニンなめしゴート(山羊)とエムピウではお馴染みのリスシオ&ブッテーロをお選びいただけます。 – m+
どうでしょう。先述したアブラサスと異なり「ボロキレ」と言い切ってしまうほどラフな感じ。
「これでも一通り使えるよね」ってコメントが逆に気取ってなくて好感持てます。
東京は台東区の革職人さんのブランドのようで、同ブランドの財布はかなり高評価。
元々建築家である職人さんというのもなかなか面白い。コチラにインタビュー記事がありました。
というわけで、これから苦楽を共にする財布はm+のstraccio、ゴート革に決めました。
試しに中身を入れた上でポケットにも入れてみましたが殆ど気にならないサイズです。これなら鞄の中でスペースをとることもなく、なんならポケットにも入れておけてサッと出せること間違いないです。
とはいえ、見た目カナリカジュアルな財布ですのでピシっとした場面では今まで使っていた札入れとコインケースを併用しつつ、柔軟に使っていきたいと思います。
何よりも高品質な革使っていてこの安さ。というのも魅力的ですよね。多分、本当に他の製品を作った余りの革で作られているんだと思いますが、だからこそ高品質な革製品を安く提供できているんだと思います。
今回はカメラ機材ではないですが、あまりにもいい製品に巡り合えたため記事にしました。とはいえ撮影の時は必ず共に持ち歩くんだから財布は撮影の時に欠かせないアイテムの一つですね。