Konova カメラスライダー K5【修理】

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スライダーを使った動画ってカッコいいですよね。

FIxだと何でもないような映像も、ちょっとカメラをスライドするだけであら不思議。魅力的な映像に生まれ変わります。

今までは「スケートドリー」というタイヤがついていて車のタイプを使用していました。

これはこれで安くて小さくていい商品なんですが実は結構不満があります。

不満その1:路面状況や高さなど使用できる環境が限定される

ご覧のとおり、タイヤで地面を転がして移動するので地面がボコボコの屋外などでは使えません。

フローリングなどでもちょっとした段差が映像にブレとなって現れます。

また、机などがない場合は基本的にローアングルでのみの使用となります。

不満その2:思った通りのコースを走らない

多くのスケートドリーはタイヤの向きを自由に変えられ、カーブを描いたような走らせ方が可能です。

ただ、それが仇となってまっすぐ走らせるのも微妙な調整が必要で、サクサク撮影するにはあまり向いていません。

 

 

そこで、やはり便利なのがレールが付いている「カメラスライダー」。三脚に取り付ければどんな高さも思いのまま。地面に置けばローアングルも可能。路面状況も気にしないで済む便利な機材です。

そんなスライダー。実はあんまり発売しているメーカーが少なくて選択肢が限られてたりします。

そんな中、昨年InterBeeにも出展していた韓国のメーカー Konova。

Amazonでも販売されていてK2/K3/K5/K7とグレードのバリエーションも豊富です。(K1っていう最下位機種もあるようですが)

長さも60/80/100/120cmと。

GLIDECAMを落札してから気になってチラチラ見てるヤフオクで、中古のK5(60cm)が安かったので落札してみました。

K2/K3/K5の違い

K2とK3はレールが同じで、ベアリングの数がK3の方が一つだけ多いだけ。だそうです。でお値段差約10,000円

その上のK5はレールとベアリングの大きさがK2/K3よりも一回り大きいものだそうです。K3よりまた10,000円ほど高くなります。

というわけで、DSLRにはK2がコスト・性能面のバランスでベストなようですがK2を買う値段でK5が買えたので結構ラッキーでしたね。

届いた!けどネジがない

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これはわかってたことなんですが、スライダーの雲台取り付け部に本来あるはずの3/8ネジがありません。

どうやら前の所有者が紛失していたようで、台座にある1/4ネジ穴を利用して雲台を取り付けられるように、1/4ネジが両側についたアダプターが付いていました。

こんなの。もう少し立派なやつでしたが。

というわけで、まずは快適に使えるようにKonova K5をレストアするところから入りました。

レストア1:ゴムシートの取り付け

Konovaのスライダーは金属の台座に直接雲台を取り付けるようになっていますが、Konova K2ユーザーのフクシマさんからのアドバイスでゴムシートを貼ることにしました。

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表面が少しザラザラした台座。このまま雲台を載せるのは精神衛生上よろしくない

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机の中に手ごろなゴムシートがあったのでこれを張り付けることに。

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型紙を作ります。穴をあける部分もチェック。(この後1/4ネジ穴2か所も追加しました。)

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型紙通りに切り抜き、両面テープで張り付け。(この後1/4ネジ穴2か所も追加しました。)

これで気兼ねなく雲台を載せることができます。

レストア2:3/8インチネジの復活

konova (2)

台座裏を見るとあからさまに

ボルト入れてね。

っていう六角形がありました。対角の幅は17mmで、これは3/8インチのボルトの規格にぴったり。

ということでホームセンターでボルトを買って来れば3/8インチネジが復活できそうです。

仕事帰りにビバホームへ行って、3/8インチのボルトを買ってきました。2本で96円ぐらい?

ただ、一番短い3/8インチのボルトが20mm少し長すぎたので、ボルトをカットする必要があります。konova (7)

付属のナットを装着して切る長さを調整、クランプに固定しナットをガイドにして切ります。
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切って取り付けてみました。なお、ボルト切り口はヤスリをかけて多少滑らかにして、さび止めに油性マジックを塗ってあります。

雲台取り付けてみましたが問題なし。konova9

これで新品同様、ばっちり使えます!

 

 

 

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