GLIDECAM HD1000が来た【レビュー】

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ステディカム「マーリン」に代表されるカメラスタビライザー。

手ブレを抑制して浮遊感のある映像を撮影できる装置です。

近年は技術の向上もあって、ブラシレスモーターで制御された電子機器が主流になりつつあります。

が、ご覧のとおりちょっと「気軽に使える」機材ではない価格になってます。

そこで最近アツイのがGoProなどの小型カメラ用のスタビライザー

最近では4kカメラ付きのスタビライザーDJI OSMOが市場を賑わしましたね。

設定もシビアに必要でなく気軽に安定した映像を撮影できる魅力は大きいです。

GLIDECAM HD1000

そんな中、ヤフオクを覗いていたところ中古のGLIDECAM HD1000が安く出品されていました。

お値段Amazonの半額以下。これはいいということでサラっと落札してみました。

GLIDECAM

GH3に14-140のレンズを付けて、Velbonのクイックシューを付けて取り付けてみました。

昼休みにサラっと試し撮りをしてきましたけど、

難しい

です。

無音です。初めてのGLIDECAMムービー。

まぁオペレーションが難しいことはわかってました。そして重いということも。

でも。。それでもアナログ式のスタビライザーにしたのはワケがあります。

あえてアナログ式スタビライザーを使う

ブラシレスモーターを使った電子制御式スタビライザーには

  • バッテリーが必要。(当たり前)
  • 故障のリスク
  • 高価格

という3点がどうしてもついて回ります。安価なFeiyu G4SなどはGoPro限定。どうしても画質面での不自由さが付きまといます。バッテリーについても、例えばDJI OSMOなどはバッテリー1本で約1時間。長時間の撮影では多くのバッテリーを必要とします。

その点アナログ式のスタビライザーは低価格、バッテリー不要で、かつ故障する可能性が低いというメリットがあります。

ブラシレスモーターを使ったスタビライザーはまだ発展途上段階で今後どんどん新機能や性能が良い後継機が開発されることでしょう。その時に現在高価なブラシレスジンバルの資産価値は大きく減っていることでしょう。

あまり使わない機材だからこそ、長く使える機材を使うということに価値を見出してのアナログ式スタビライザーの選択というわけです。

マーリン式かスレッド式か

今回、本家のステディカム「マーリン2」も比較的安価に中古を買うことができたのですがGLIDECAMを選んだ理由として、「スレッド式」であることを重視しました。

実はカメラスタビライザーはDIYで自作されている方が多く、私もマーリンタイプのステディカムを作成したことがあります。

ただ調整のしやすさ・ローアングル撮影の自由度などを考えたとき「買うならスレッド式のスタビライザー」と前々から決めていたのでした。

GLIDECAMの他に有名なところではFLYCAM C5なんかがありますが、

DSLRを載せるのには少し大きすぎるのと、小さい下位モデルのFLYCAM NANO

なんかは安い分調整機構が簡易化され、調整に時間が掛かる製品となっているため同価格であればGLIDECAMを購入したほうが賢明だと思います。

調整~初オペレーションの感想

調整はYouTubeに多く上がっているHowToビデオで見た通り、特に苦労もなく終了しましたが、一点だけ問題が。

これは「中古」であった事が多いと思いますが、ジンバルの位置でバランスが変わる

という問題がある個体でした。右手で持つとバランスいいけど、左手で持つと傾く。みたいなやつですね。

調べたところ、どうやら「ベアリングのキャリブレーション」を行う必要があるようでした。

参考になったのはこの動画たち

この作業を行ったところ自分の個体も正常に戻りました。めでたしめでたし。

ということで後は練習あるのみですねー

先日から公開されている「ゴラナビ!道の駅」でもこのGLIDECAMを使って「世界ふれあい街歩き」のような滑らかな映像でお送りできるように導入予定です。

 

 

“GLIDECAM HD1000が来た【レビュー】” への3件の返信

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  3. ピンバック: GLIDECAM用アームブレイス自作 | Sakai Filmworks

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