【コラム】ファイルシステムが壊れたSDカードからデータを復旧させた話

Pocket

【注意】本記事はSDカードのデータ復旧に成功した一例を記載するものであり、全ての破損したSDカードのデータ復旧を保証するものではありません。また、本記事を参考にアプリのインストールやデータ復旧を試みた結果起こりうる全ての損害に対して補償は致しません。ご了承の上データ復旧の際は完全に自己責任にて行ってください。


どうも。ブログ書こうと思ったらブログが誰かにハッキングされて記事改ざんされてたのを見つけ落ち込んでいる酒井です。怖いやね。どうもWordPress4.7.1にセキュリティホールがあったようで。記事を復元してWordPressのパスワードも強力なのに変えて4.7.2へアップデートしておきました。

さてさて、今回はSDカードからデータを復旧させた。というお話。

以前、

大切な撮影データの消失を防ぐために心がけていること

という記事で

データの消失を防ぐために色々こんなことやってますよー

なんて偉そうに言ってたんですが、今回は壊れたデータの復旧です。

 

いや、私のではないんですが。

心がけが幸いしてか、今のところデータが消失。ということは起きていません。

が、先日娘の幼稚園の同級生の母親。通称「〇〇ちゃんママ」から

「SDカードの写真をパソコンに移そうとしたら読み込めない」

というトラブル相談を妻経由で受けまして。

末っ子のお子さんが産まれたときから一年ぐらいの写真データ。8GB分これが飛んでしまったと。。

このデータが無いと末っ子の生まれたときの写真だけ、じぃじばぁばの携帯に入っている画質がヒドイ感じのものしかない。とのこと。これは何とかしてあげたい。

まずは業者での復旧を勧めました

何とかしてあげたい。とは思うものの、いくらソフト屋の自分としてもデータ復旧は専門外です。どうしても復旧。。となればもちろん業者に頼むのが確実でしょう。

下手に私が復旧させようとして何かSDカードに何かしてさらに破損を広げるようなリスクもありましたので、まずはコチラをおススメしました。

ただお高いです。前職でHDDが壊れて復旧させるのに100万弱ぐらいかかったような。

結局引き受けました

これは全くと言って自信はありませんでしたし、物理的破損であれば某社の「分解したらmicro SDが出てくる」ようなSDカードでない限り諦めよう。とも思っていました。中身がmicro SDなら分解して取り出せば接触不良の場合何とかなることもある。

で、妻経由ですが

私がSDカードに復元作業を行っても、データ復旧できるという保障は一切ない。さらにデータの破損状況を悪化させる結果になってしまう可能性も十分にある。

ということを納得してもらった上で、今回は復旧作業を引き受けました。

作業開始

まずは、物理的破損か、論理的破損かを切り分ける必要があります。

物理的破損・・・電気回路や接点不良、メモリの高電流による破壊などなどSDカード自体が壊れている状態

論理的破損・・・SDカードとしては機能するものの、中身のデータが壊れていてファイルが開けない状態

論理的破損であれば、復旧ツールなどで復元可能な場合がありますので論理的破損であることを祈るばかり。

SDカードをMacに接続し、ディスクユーティリティを覗くとSDカードとして認識され、かつファイルシステムが見つからない状態になっていました。

つまり、今回のケースは「ファイルシステムの破損」と考えていいようです。

復旧作業開始

され、ここからはMacをBOOTCAMPでWindowsに切り替えて作業を勧めます。

今回使用したツールは Recuvaというフリーソフト(クリックで窓の杜)

誤って削除してしまったファイルを復旧したりできるかなり高性能なソフトです。

まずはSDカードを接続しRecuvaを立ち上げオプションから

  • 未削除のファイルを検索(破損または再フォーマットされたディスク修復用)
  • フォルダ構成も復元

にチェックを入れてドライブを選択してスキャン開始。

 

。。。。

 

ダメでした。

 

どうやらファイルシステムが見つからないのが問題。とのこと。

というわけでファイルシステムをいったん「作り直してあげる」作業を行いました。

SDカードをクイックフォーマットする

復元するのにフォーマット?と思うかもしれませんが、ファイルシステムがない。となっているのでファイルシステムを作り直してあげることにします。

クイックフォーマットはファイルシステムの「ディレクトリエントリ」と呼ばれる所謂「目次部分」だけを作り直してほかのデータ領域はそのままですのでデータ破損のリスクは極めて少ないのです。(ただし正しい目次を全削除してしまうので、これでどこに何のデータが記録されているのか全く分からない状態になってしまう。

Windows標準のフォーマット機能で「クイックフォーマット」を選択してフォーマット。ここで普通にフォーマットするとデータは戻ってきません。気を付けて。

再度Recuvaでオプションを

  • 隠されたシステムフォルダ中のファイルを表示
  • 詳細スキャン

を選択して再スキャン。するとファイルが続々と見つかっていきます。

全部スキャンするのにかかった時間は8GBのSDカードで約40分ほど。

スキャンが終わるとファイルの一覧がズラーっと出てきますので、全てにチェックを入れて復元ボタンをクリックし、ファイルの書き出し先を指定します。

1632個のファイルが復元され、1324個のファイルが完全に復元されています。

見事、末っ子ちゃんの写真が復元されました。

【考察】復元できなかった写真たち

今回、残念ながら308個のファイルは一部しか復元できなかったのですが、恐らくこの308個のファイルは「デジカメで削除されていた写真」であると考えています。

というのも復元できたファイル1632個の合計サイズはピッタリSDと同じ8GB。

通常、ファイル削除してもディレクトリエントリが編集されるだけでデータはメモリ内に残り続けますのでそういうデータまで復元している可能性は高いと思います。(これはまだ本人に確認してないですが、復元できなかったファイルのファイル名とかを見るにその可能性は高いと思います)

まとめ

というわけで今回は幸い、無事データを復旧出来てめでたしめでたし。なのですが、やはり日ごろのバックアップは大事です。いつどこでSDカードを紛失したり、データが壊れたりするか分かりません。その時に痛い出費をするか、データを諦めるか困るのはバックアップを怠った本人。

1.バックアップをこまめにとる(2か所以上に)

2.信頼できるSDカードを使う (ちなみに今回のはSanDisk製でした)

という2点。(特に1)を守って思い出をいつまでも残してもらいたいものですね。

 

今回はフリーソフトで何とかなりましたが、こういう有償ソフトもあります。

また、私は使ったことありませんがデータ復旧サービス付きのSDカード。というものも出ているようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。